【 冷 却 水 配 管 工 事 】
熱を発する機械等を冷やすために用いる水を『冷却水』と言います。
モーターが、モーター自身から発生する熱で焼けつかないように、
工場で、できたての熱い製品を早く冷ますために、
暑い部屋にファンと熱交換器を設置して空調として使ったり、
様々な形で発生する不要な熱を取り去る役目をします。
冷却水には大きく分けて循環式と非循環式(いわゆる垂れ流し)があります。
冷たい水と熱をもった物に触れさせると、熱をもった物は冷えて水は温まります。
この温まった水を捨てるのか、もう一度冷やして使用するのかの違いです。
この『水を冷やす』役割を担う代表的な物が『チラ―』と呼ばれる物です。
簡単に言うとエアコンが空気を冷やす代わりに水を冷やせる様にした物です。
その他にも蒸発潜熱を利用して水を冷やす、
『クーリングタワー(冷却塔)』という物があります。
温まった水をシャワーの様に散水し、そこに風を当てる事で
水の温度を下げる装置です。
チラ―に対して構造が簡単で価格が安いというメリットがあります。
生産に欠かせない役割の冷却水ですので、メンテナンスはこまめに行う必要があります。
チラ―はエアコンと同じく冷媒不足・熱交換器の汚れ・ファンやポンプの停止によって
運転不可になります。
クーリングタワーは泥や細菌によって水質が徐々に劣化していきます。
異常個所を放置しておいて直るケースというのは非常にマレで、
大抵の場合はもっと深刻な状況を引き起こします。
安定した冷却水供給のためにも、異常には早めに対処しましょう。
当社では生産設備から発生する熱量の情報を元に必要な冷却水量を算出し、
性能・コストの面からベストな冷却方式をご提案致します。
